9月10日(金)に全国公開される映画「浜の朝日の嘘つきどもと」より、本編映像が解禁された。
「百万円と苦虫女」(08)、「ロマンスドール」(20)など多くの話題作を世に送り出して来たタナダユキ監督が、主演に高畑充希を迎えオリジナル脚本で挑んだ本作。福島県・南相馬に実在する映画館・朝日座を舞台に、東京の映画配給会社に勤めていた福島県出身26歳の茂木莉子(本名:浜野あさひ)が恩師と約束した“朝日座再建”のため、小さな“嘘”をついても映画館を守ろうと奮闘する物語。
タナダ監督と初タッグを組む高畑が、主人公の莉子(あさひ)、朝日座の支配人・森田保造役には落語家の柳家喬太郎、莉子の高校時代の恩師・田中茉莉子役を大久保佳代子を演じる。さらに、甲本雅裕、佐野弘樹、神尾佑、竹原ピストル、光石研、吉行和子という個性あふれる俳優陣が集結した。
解禁された映像は、あさひが茉莉子と、矢野聖人演じる茉莉子の彼氏と3人でドライブをしているシーンから始まる。山道をオープンカーで走りながら話を弾ませるあさひと茉莉子の高校時代の思い出に、彼氏が優しく相づちを打つのだが…。
カットが切り替わり、自宅のシーンになると茉莉子はフラフラと帰宅しベッドにダイブ。その様子にあさひが慌てて問いかけると茉莉子は「振られた…」と一言。仲むつまじかったはずのカップルが一瞬にして破局を迎えてしまったさまを、大久保がどこかコミカルに、そして愛らしく演じている。
「(2020年春の) 緊急事態宣言明け最初のお仕事で、セラピーを受けているような撮影だった」と高畑が語るように、福島県の磐梯吾妻スカイラインで撮影されたこのドライブのシーンでは、気持ちの良い広大な山々の景色が広がっている。
高畑と大久保の共演シーンとしては、このシーンが撮影初日。高校時代を経て、再会後は同じ部屋で生活し、既に関係性を築き上げていたあさひと茉莉子のシーンを、初日から演じることに若干の不安があったという大久保。だが、いざ撮影がスタートするとそれまで降っていた雨も止み、最高の天気の中、自然体で会話ができたという。
映画「浜の朝日の噓つきどもと」本編映像
「浜の朝日の嘘つきどもと」
2021年9月10日(金)全国公開/福島県先行公開中
公式サイト:hamano-asahi.jp
公式SNS:@hamano_asahi
©2021 映画『浜の朝日の噓つきどもと』製作委員会